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12連勝の西武、打撃好調のソフトバンクは破竹の勢い止められるか【8月4~6日パ展望】

26年ぶりの12連勝と破竹の勢いの埼玉西武ライオンズが首位・福岡ソフトバンクホークスをホームに迎える。ソフトバンクは福岡―東京―大阪から、埼玉という移動の疲れを乗り越えられるか。

2017/08/04

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初戦は野上VS寺原

3位 西武 ― 1位 ソフトバンク メットライフ 5勝10敗
 
 西武は初戦・先発が野上亮磨、ソフトバンクは寺原隼人の両右腕と発表されている。
野上はソフトバンク戦には今季2試合に登板して1勝1敗。リズムで打ち取っていくタイプだけに、最少失点に抑えて流れを呼び込みたい。
 
 寺原は5月21日の西武戦以来の先発登板。3回途中4失点で降板したが、再スタートの舞台とできるか。
 
 西武の2、3戦目の先発は多和田真三郎とウルフが予想される。多和田の出来が今後を占うキーポイントになる。多和田は開幕から不調も現在は3連勝中で、クオリティースタートをキープ。今季はまだソフトバンク戦の登板がなく、今回の試合はチーム浮上に重要なマウンドとなる。
 
 打線は、主軸の秋山翔吾、浅村栄斗、中村剛也に頼るだけではない強さがでてきた。前節、3打席連続本塁打を放った山川穂高、秋山の後をフォローする源田壮亮、下位のポイントゲッター外崎修汰の存在も大きく、連勝を支えている。
 
 ソフトバンクの2、3戦目の先発は千賀滉大、武田翔太の順か。千賀は多和田に対して、どれだけ経験の差を見せつけられるか。今季の西武戦は1試合の登板で1勝。秋山、源田、浅村を抑えている。東浜巨と並ぶエース級として期待され、圧倒的な投球で西武の勢いを止めたい。
 
 打線は今宮健太が好調をキープし、1番に入っている。打撃3冠の柳田悠岐が4番に入っても迷いないフルスイングができている。経験の浅い投手は恐れをなしてしまうほどだ。上林誠知や前日にプロ初本塁打を放った真砂勇介など若手もイキがいい。移動の疲れだけが危惧されるが、勢いのある西武に首位の意地を見せられるか。



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