楽天、首位奪還へ先発立て直しが急務。日ハム打線は4番・大谷にどうつなぐ?【8月8~10日パ展望】
前節を勝ち越した東北楽天ゴールデンイーグルスは、5位・北海道日本ハムファイターズを相手に貯金を重ねたいところだ。けが人が戻りつつあり、勝負の終盤へ向けて戦力を整えていきたい。
2017/08/08
初戦は楽天・塩見VS先発3戦目・白村
2位 楽天 ― 5位 日本ハム Koboパーク宮城 10勝3敗
楽天は、前週の平日に3連敗を喫した。先発陣の立て直しが急務だ。初戦の先発は塩見貴洋、2戦目は則本昂大、3戦目は1軍に合流中の小野郁か。
塩見は前回登板で5回途中5失点降板した。中10日空けての今回登板でしっかりゲームを作りたい。先発の枠を獲得するためにも、大事な登板になる。2戦目はエースの則本だ。前回は西武打線につかまった。同じ轍は踏まないはずだ。
打線は茂木栄五郎、銀次の1、2番が前節機能した。シーズン開幕から、1、2番をポイントにしてきただけにいい流れを作っていきたいところ。島内宏明、聖澤諒らも打線の格となり、ウィーラー、アマダーの両外国人とどう絡めて行くか。チャンスはそう多くないが得点力を上げていきたい。
日本ハムは育成を目的とした試合になっているとの批判の声をどう乗り越えるか。
初戦の先発は白村明弘の予定だ。先発に転向して3戦目の登板となる。非凡な才能は見せているだけに、そろそろ結果で応えたい。
2戦目は有原航平、3戦目は加藤貴之か。有原は10敗にリーチが掛かっている。加藤は楽天の左打線をどう牛耳るか。今季の楽天戦は1試合しか登板がなく防御率32.40とひどい数字になっている。
打線は4番・大谷翔平にどうつなげていくかだろう。オーダーが固定され、選手も戦いやすいはずだ。唯一の3割打者・西川遥輝が好調をキープして2番の松本剛とのコンビでチャンスメークしたい。レアード、大谷、中田翔で大量点と行きたいところだ。楽天に一矢報いたい。