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パは東浜でなく西武・菊池。菅野とともに隙ない“3つの要素”。野手は文句なしの桑原&秋山【データで選出7月月間MVP】

7月度の日本生命月間MVPは、野手は秋山翔吾(西武)と桑原将志(DeNA)が選出された。上位争いに加わろうとするチームを支えたバットマンが選ばれた格好だ。投手は東浜巨(ソフトバンク)と菅野智之(巨人)が選出。菅野は5月度に続く2度目の選出となり、大型連敗やGMの辞任、コーチングスタッフの入れ替えなど波乱のシーズンを送るチームにあって好調をキープしている。今月もデータに主眼を置いた別角度からの評価で、7月に最も大きな貢献を果たしていた選手をチェックしていきたい。

2017/08/11

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救援投手ながらハイレベルな投球を見せたサファテ&ルーキ

 岸孝之(楽天)と野村祐輔(広島)はともに2敗を喫しており、印象は良くなかったかもしれないが、投球内容自体は素晴らしかったようだ。岸はK%が33.3%と奪三振の面で、野村はBB% 3.1%と与四球を少なく抑えることで他投手に差をつけたようだ。
 
 量の面で高い貢献を見せたのがランディ・メッセンジャー(阪神)だ。他の先発投手に比べ登板機会が多かったこともあり、両リーグ最多の33イニングを消化し、量で他投手に差をつけた。また質も優秀で、奪三振の面でK% 25.5%と優れた数字を残している。
 
 救援投手であるため、必然的にイニングを重ねるのが難しくなる中、不利を高い投球の質でカバーしたのがデニス・サファテ(ソフトバンク)とジョシュ・ルーキ(ヤクルト)だ。サファテは14イニング、ルーキに至ってはわずか8 1/3イニングの登板であったが、それをハイレベルな内容で担い、数字を伸ばした。サファテのK%は51.1%。対戦打者の半数以上が奪三振という圧倒的な内容だった。ルーキは41.4%のK%に加え、与四球は0。また、バットに当たったとしても半数以上がゴロと、得点の気配を感じさせない投球だった。
 
 
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