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ソフトバンク・森が4年連続50試合登板を達成。ルーキーイヤーから勝ち継投を担う”鉄腕”

2017/08/17

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 福岡ソフトバンクホークスの森唯斗投手(25)は、16日に本拠地・ヤフオクドームで行われたオリックス・バファローズ戦の6回途中から3番手として救援登板。6回二死からの登板となったが、1回1/3を無失点に抑える好投を見せ、6回裏に松田宣浩が決勝弾を放ってチームが勝利したため、今季2勝目を手にした。
 
 また、森はこの試合で今季50試合目に達し、ルーキーイヤーから4年連続50試合登板を達成した。
 
 176センチ・90キロという体型から、150キロ近くの速球やカーブなどの変化球を駆使してテンポよくアウトを奪い、ソフトバンクブルペン陣を支え続けている。
 
 ルーキーイヤーの2014年は、5月に昇格してから結果を残し続けて夏場以降は勝利の方程式の一角に昇格。58試合に登板して4勝1敗20ホールド、防御率2.33と好成績を残し、チームのリーグ制覇・日本一に貢献した。
 
この年はロッテ・石川歩が25試合に登板して10勝8敗、防御率3.43という成績を残したため、森は新人王を逃したが、ルーキーイヤーから結果を残した。
 
 2015年も「2年目のジンクス」を跳ね返し大活躍。エディソン・バリオスの代役として球宴初出場も果たした。2016年もセットアッパーとして活躍を続け、チームの躍進を支えた。
 
 そして、今季は50試合に登板し2勝2敗26ホールド、防御率3.51という成績を残している。8月8日のロッテ戦で1回1/3を投げて5失点を喫した影響で防御率は3点台中盤まで悪化してしまったが、8日の試合前までは防御率2.81と例年通りの好成績を残していた。
 
 現在、ソフトバンクはベテラン・五十嵐亮太が故障離脱しブルペン陣に不安を抱えている。嘉弥真新也、リバン・モイネロの台頭もあり首位を守れているが、リリーフ経験のあるベテラン・中田賢一、寺原隼人がブルペンに回っているという状況だ。
 
 現在、森の50登板はリーグ3位タイで、1位が岩嵜翔の55登板、2位がデニス・サファテの51登板と勝ち継投が登板過多になっており、パ・リーグトップ3を独占している。
 
 幸いにもソフトバンクは既に108試合を消化しており、9月に入れば最大で4連戦と日程に余裕が出るため、この8月後半をいかに乗り切るかがカギとなってくるだろう。
 
 今季はルーキーイヤーの58試合を抜くペースで登板を重ねている鉄腕・森。果たして、今後も好投を続けて2年ぶりとなるチームのリーグ制覇・日本一に貢献することはできるだろうか。



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