リリーフとして活躍続ける西武のドラ5ルーキー・平井。今やブルペンに欠かせない存在へ
2017/08/23
リリーフ投手として大活躍を続けている西武のドラ5ルーキー・平井克典(25)。静岡・飛龍高・愛知産大・Honda鈴鹿を経て2016年のドラフト5位で西武に入団したルーキーが目覚ましい活躍を見せ続けている。
今季は29試合に登板して31回を投げ1勝0敗1ホールド、27奪三振、7四球、防御率0.87と好成績を残している。
社会人時代にフォームをサイドスローに変更し才能が開花した平井。変化量もあり鋭い変化をするスライダー・内角を強気に攻める投球が持ち味で、現在は主に同点時やビハインド時に登板することが多い。リード時には武隈祥太、牧田和久、ブライアン・シュリッター、増田達至といった投手が登板するため、現在の立ち位置となっている。
リード時に登板する4投手はいずれも40登板を超えており、登板数がパ・リーグの上位15名に食い込んでいる。
このように、西武では勝ちパターンの負担が非常に大きくなっているが、平井は7月21日から8月4日にかけて13連勝を記録した際には5試合に登板。そして、8月は23日現在、9試合に登板してブルペン陣の負担を軽減。
また、7月9日の楽天戦から14試合連続で無失点を記録しており、後半戦のチームの好調に一役買っていると言っても良いだろう。
ドラ3ルーキーの源田壮亮もここまで攻守で結果を残し、フルイニング出場も継続するなど注目が集まっているが、リリーフとして地道に結果を残し続けている遅咲きのルーキー・平井の今後の活躍にも注目したいところだ。