中日・大野に復活の兆し。今季は不調に苦しむも、8月は4試合に先発登板で防御率1.93
2017/08/24
中日ドラゴンズの大野雄大投手は、23日に本拠地・ナゴヤドームで行われた読売ジャイアンツ戦に先発登板し、7回1失点の好投で今季5勝目をマークした。
開幕前はエースとしての活躍が期待されたが、今季の大野は開幕から絶不調で白星から遠ざかっていた。5月には中継ぎへの配置転換、その後は2軍落ちを経たため、今季初勝利をマークしたのは6月7日のロッテ戦だった。
6月こそ調子を取り戻した大野だったが、7月は3試合に登板し1勝1敗、防御率4.95と再び不調に。しかし、8月に入ってから再び調子を取り戻してきた。
大野の今季成績は19試合に登板(17先発)し、111回2/3を投げて5勝6敗、94奪三振、40四球、防御率4.35となっている。
そして、8月は4試合に登板して28回を投げ、2勝0敗、24奪三振、11四球、防御率1.93と好成績をマークしている。7月末には5点台だった防御率も4点台前半まで回復。今季は5~6点台を行き来していた防御率も、3点台に収まりそうになってきた。
現在、中日は3位のDeNAまで10ゲーム差の5位と低迷。チーム最多勝がバルデス・ジョーダンの6勝と、先発事情が苦しいことが窺える数字となっている。
しかし、8月に入ってからエースとしての活躍が期待されていた大野が復活の予兆を見せ活躍を続けている。夏に入り、バルデスなど他の先発投手が調子を落としているのが不安要素とはなっているが、その不調をカバーすべくエースが調子を上げてきた。
エースの復調と共に、中日は逆転CS出場に向けて順位を上げることはできるだろうか。今後の大野の活躍にも注目だ。