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成長著しい巨人の2年目捕手・宇佐見。捕手難のチーム事情を逆手に取り、1軍定着なるか

2017/08/26

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 8月に入って頭角を現してきた巨人・宇佐見真吾捕手(24)。8月8日にプロ初となる1軍昇格を果たすと、同日に代打起用され、阪神・藤川球児からプロ初安打を記録。その後は試合途中から出場することで経験を積み、18日のDeNA戦では自身初となる本塁打がサヨナラ弾となり、一気にその名を広めた。
 
 そして、25日の阪神戦では遂に8番・捕手としてプロ初スタメン。先発・田口を6回3失点に導くリードを見せるだけでなく、第2打席では青柳晃洋から今季第2号となる2点本塁打を放ち、攻守で活躍を見せた。
 
 そんな宇佐見は、千葉・柏市立柏高校・城西国際大学を経て2015年のドラフト4位で巨人に入団。2年目ながら、實松一成・鬼屋敷正人・河野元貴らとの争いを制し、正念場となる夏場に1軍に昇格を果たした。現在は、ベテラン・相川亮二と共に控え捕手としてベンチで出場機会をうかがっているという状況だ。
 
 現在、巨人は109試合に出場して打率.197、0本塁打、19打点、OPS.498の小林誠司が正捕手となっている。守備面では多くの経験を積んで成長を見せてきたが、打撃面はルーキーイヤーの打率.255を頂点に下降気味。今季はプロ入り以来ワーストの打撃成績となる可能性も高くなっている。
 
 一方の宇佐見は6試合に出場して打率.364(11-4)、2本塁打、4打点と好成績をマークしている。持ち味の思い切り良いスイングで、少ない出場機会の中で結果を残している。
 
 守備面は経験が浅くまだまだ発展途上といった形だが、現状、巨人の捕手陣の中で最も打撃に期待を持てるのは宇佐見であることは間違いないだろう。
 
 2年目で初の1軍昇格を果たし頭角を現してきた宇佐見。捕手難というチーム事情を逆手に取り、1軍定着を果たしたいところだ。



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