球団広報担当者に聞く、”オリ姫”企画 女性のハートをつかめるか!?【どら増田のオリ熱コラム #13】
今年も各球団、女性ファン獲得のためにさまざまな企画を打っている。中でも、オリックスは“オリ姫”という名称を打ち出し、今季はさまざまなサービスを展開する。球団が名称を打ちだし、PRするのは珍しいことだ。果たして、これらの企画は女性ファンのハートをつかめるか? またなぜ球団が“オリ姫”と名付けたのか? 球団広報担当者に直撃取材を行った。
2015/03/07
(C)オリックス・バファローズ
カープ女子のようなムーブメントを築けるか?
今季のオリ姫企画に対して球団が本気で取り組んでいるのは、取材を通じてもよくわかった。以前に当コラムでも指摘したように、このような企画を打ち出した時、球団に求められるのは振り切ることなのだが、4月29日に開催される「Bsオリ姫デー2015」では完全に振り切っていることがわかる。
なんと「Bsオリ姫デーユニフォーム」を来場した女性ファン全員に配布。監督、コーチ、選手もピンクがロゴに施された“姫ユニ”を着用して試合を行うことが発表されたのだ。ネット上では一部男性ファンの間で「平等性」に欠けるなどの否定的な意見が飛び交っているが、オリ姫以前からオリックスを応援している女性ファンからは「ずっとオリックスを応援していて、ようやく報われた気分」という声も上がっており、球団には気にせず振り切ってもらいたい。
ただ、唯一心配があるとするなら、オリックスはこうした企画がある試合に滅法弱いイメージがあること。女性を中心にファンがたくさん集まった京セラドーム大阪で勝たなければ、企画は成功したとは言えないだろう。
オリ姫がカープ女子のようなムーブメントを築けるかどうかは、チームが強いことが大前提である。球団が打ち出す「振り切った企画」とチームの勝利がリンクすることを期待したい。
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