2年ぶりの30本塁打に王手をかけているソフトB・柳田。2年前と同じく旭川で大台到達なるか
2017/08/30
8月30日現在、リーグトップタイとなる29本塁打を記録し、2年ぶりの30本塁打に王手をかけているソフトバンク・柳田悠岐。実は、トリプルスリーを達成した2015年に節目の30本塁打に到達したのは、29日・30日の日本ハム戦が予定されている旭川・スタルヒン球場での出来事だった。
2015年の柳田は6月頃まで打率2割台だったが、その後調子を上げ、一時は打率3割8分台まで上昇。本塁打・盗塁もハイペースで積み重ね、西武・秋山翔吾と熾烈な首位打者争いも繰り広げた。
そして、2015年9月8日、旭川・スタルヒン球場で行われた日本ハム戦で30本塁打に到達。その後、9月15日のオリックス戦では30盗塁に到達。30盗塁達成時に打率.369と高アベレージをマークしていたため、この時点でトリプルスリーをほぼ手中にし、同年は打率.363(502-182)、34本塁打、99打点、32盗塁、出塁率.469、OPS1.101という圧倒的な成績を残しトリプルスリーを達成。また、首位打者・最高出塁率・シーズンMVPのタイトルも手中に収めた。
昨季は厳しい内角攻めや「柳田シフト」の影響もあり成績を落としたが、今季は再び成績向上。
8月30日現在、114試合出場で打率.317(391-124)、29本塁打、91打点、14盗塁、出塁率.437、OPS1.046と好成績をマークしている。本塁打・打点・出塁率・OPSはリーグトップで、打率は西武・秋山に次いで2位となっている。残り29試合ということから、30盗塁まで残り16とトリプルスリーの達成は難しくなっているが、3割30本100打点の達成はほぼ確実だ。また、2004年の松中信彦氏以来となる「三冠王」獲得への期待も高まっている。
今季も開幕からチームに帯同し、内川聖一の離脱後は4番として打線をけん引している柳田。今季も旭川の地で、節目の30本塁打に到達することはできるだろうか。