巨人・村田がプロ入りから15年連続2桁本塁打を記録。初本塁打は2003年に巨人・高橋尚から
2017/08/30
読売ジャイアンツの村田修一(36)は、29日に本拠地・東京ドームで行われた広島東洋カープ戦に5番・三塁手として先発出場し、2回裏に広島先発・野村祐輔からソロ本塁打を放ち、プロ入りから15年連続2桁本塁打を達成した。
村田は東福岡高校・日本大学を経て2002年のドラフト自由獲得枠で横浜ベイスターズ(現横浜DeNAベイスターズ)に入団。
ルーキーイヤーの2003年3月28日の阪神戦の9回に三塁手・古木克明の代わりに三塁手として途中出場しプロ初出場を果たすと、同年4月2日、巨人・高橋尚成からプロ初本塁打を記録。その後、7月には不振で2軍落ちも経験したが、9月の復帰後は新人最多となる月間10本塁打を記録するなど打ちまくり、同年は打率.224(330-74)、25本塁打、56打点という成績を残した。
その後、不振や故障に苦しみつつも毎年2桁本塁打は維持し、2006年には自身初の30本塁打に到達。そして、2007年・2008年には2年連続で本塁打王のタイトルを獲得し、日本を代表する主砲としてその名を轟かせた。
2011年オフにはFA権を行使して読売ジャイアンツに移籍。移籍初年度は12本塁打と精彩を欠いたが、2013年には打率.316、25本塁打、87打点と復活。昨季も打率.302、25本塁打、81打点とベテランながら存在感を見せたが、今季はケーシー・マギーの加入もありシーズン序盤は出場機会が限られていた。
その後、6月に交流戦中ということもあり指名打者、阿部慎之助の離脱によって一塁手としてスタメン出場の機会を増やすと、オールスター付近からマギーが二塁手として先発出場するようになったこともあり、再び本職の三塁手としてスタメン出場が可能となり現在に至っている。
今季は92試合出場で打率.272(283-77)、10本塁打、47打点、出塁率.338、OPS.765という成績を残している。打率.272、10本塁打は共にチーム5位、打点もチーム4位だ。勝負強い打撃・安定感のある三塁守備は、今季も巨人には欠かせなくなっている。
8月30日現在、通算356本塁打を記録しており「松坂世代」屈指の大砲である村田。今年の12月で37歳を迎えるが、老け込むにはまだまだ早そうだ。