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千葉ロッテ、イ・デウン 5回ノーヒットピッチングで先発ローテーションへ大きく前進

3月7日、QVCマリンフィールドで行われた千葉ロッテ対ソフトバンクのオープン戦は、3-2でソフトバンクが勝利した。チームは敗れたが、千葉ロッテの先発、イ・デウンの好投が光った。

2015/03/07

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5回ノーヒットピッチング

 天候不順のため予定より20分遅れで開始されたゲーム。その主役となったのは、ロッテ先発のイ・デウンだった。

 3Aアイオワから今季チームに加入した新外国人は、昨季日本一のソフトバンク打線を相手に堂々たるピッチングを披露。オープン戦初先発だったが初回から2番・明石、3番・柳田を連続三振に斬って取るなど、上々のスタートを切った。

 2回以降もエンジン全開。最速150キロ、常時140キロ台後半を計測する力強いストレートを軸にカーブ、チェンジアップ、スプリットを織り交ぜて、ソフトバンク打線につけ入るスキを与えない。

 終わってみれば、5回(64球)を投げ切り、5三振を奪ってのノーヒットピッチング。先発ローテーション入りへ大きくアピールした。ホームデビュー戦で完璧な投球を見せたイ・デウンは、「スプリットがよかった。スタミナも特に問題なく、とても満足。(球速は)もっと出る。チームのために勝つことを目指していきたい」と、今後に意欲を見せた。

 対するソフトバンクの先発は、開幕投手が内定している摂津。毎回ランナーを許す苦しいピッチングとなったが要所を締め、4回を無失点にまとめた。

 試合は千葉ロッテが井口、根元のタイムリーで2点を先行するも、8回にロッテ4番手・矢地が3四球と自滅し、同点に。9回には大谷が本多に決勝タイムリーを浴びて逆転負け。オープン戦のホーム初戦を白星で飾ることはできなかった。

■伊東勤監督(イ・デウンの投球内容について)
「実戦向き。ストライクをどんどん投げ込める。ストレートも少し動いていて、ボテボテのゴロが多かった」



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