ソフトバンク、首位独走に拍車。帰ってきた大黒柱・和田にかかる白星への期待
パ・リーグ首位を独走する福岡ソフトバンクホークス。開幕から選手の故障続きで主力を欠いていたが、27日に投手陣の柱である和田毅投手が復帰した。約4カ月ぶりの先発で今季3勝目を挙げ、チームの勢いに拍車がかかりそうだ。
2017/08/31
日本一になるまで投げ続ける
ソフトバンクは8月30日終了時点で、2位の楽天に9.5ゲーム差をつけて首位を走る。エースの和田は約4カ月間登板がなく、現在も故障により4番・内川聖一を欠いてのこの成績だ。その穴を埋めようと控え選手が奮起し、チャンスをモノにしようと若手が躍起になって戦った結果の表れと言える。
間もなくマジックが点灯し、優勝はいつかという話題をつまみに、ファンはおいしい酒を飲むことだろう。しかし昨季、日本ハムに逆転優勝を許しただけに最後まで気は抜けない。
工藤公康監督は勝っても負けても「目の前のカードを勝ち越すことを目標にやっている」と、開幕当初からブレない。その勝ち越しの積み重ねが現在の成績につながっている。 和田は「日本一になるまで投げ続けないと戻ってきた意味がない。次の登板もしっかり、もっと長く投げたい」と気を引き締めた。
36歳の大黒柱がローテに戻ってくれば、勝ち星の計算ができる。2年ぶりの優勝へ向けて、視界は良好だ。
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