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オリックス・比嘉が今季初登板果たす。34歳の横手投げ右腕は2014年以来の復活果たせるか

2017/09/07

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 オリックス・バファローズの比嘉幹貴投手(34)は、6日にほっともっとフィールド神戸で行われた福岡ソフトバンクホークス戦の9回に5番手として登板し1回を2奪三振で無失点の好投を見せた。
 
 比嘉にとってこの試合は今季初登板。9回に8点ビハインドと敗戦処理の場面での登板となったが、まず、先頭の中村晃を一ゴロに打ち取ると、続く福田・江川を連続で空振り三振に仕留め、往年の姿を思い起こさせる投球を見せた。
 
 比嘉はプロ4年目の2013年に59登板で防御率2.12と結果を残しリリーフ投手として1軍に定着。そして、2014年に67登板で56回2/3を投げて7勝1敗20ホールド・48奪三振・12四球・防御率0.79と好成績をマークしてチームの2位に大きく貢献したが、2015年には右肩を痛め、同年に関節唇修復手術を受けた。
 
 2016年は6月に1軍復帰を果たしたが、16試合に登板して防御率4.82と結果を残せず。今季は開幕から2軍暮らしとなったが、2軍では43試合に登板して防御率1.02と格の違いを見せつけ、9月2日に今季初昇格を果たした。その後、昇格後4試合目で今季初となる1軍マウンドに上がり、1試合ながら結果を残した。
 
 現在、オリックスのブルペン陣ではルーキーの黒木優太・近藤大亮・小林慶祐や助っ人のヘルメンなどが奮闘中だが、2014年に活躍を見せた佐藤達也・岸田護は不調が続き、馬原孝浩は現役を引退。2015年・2016年に活躍した塚原頌平・海田智行や吉田一将も1軍にはいない。そして、当時から活躍を続けているのは、守護神の平野佳寿のみとなってしまっている。
 
 多くのリリーフ投手が不調や故障に苦しむ中、経験豊富な比嘉が2軍で結果を残し1軍に上がってきたのはオリックスにとって明るい話だ。ルーキー陣も疲労の影響か調子を落としてきているため、比嘉はここでベテランの意地を見せて再びリード時に登板できるよう首脳陣の信頼を掴んでいきたいところだ。
 
 今や岸田護(36)に次いで投手陣2番目の年長者となった比嘉。肩の関節唇損傷という大怪我を乗り越えた横手投げ右腕の今後の活躍に注目したいところだ。



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