【ソフトバンク優勝会見】工藤監督、2年ぶりVは「悔しい思い積み重なった結果」
2017/09/17
福岡ソフトバンクホークスは16日、2年ぶりパ・リーグ優勝を決めた。工藤公康監督は同日、都内のホテルで優勝会見し、「選手たちが悔しい思いをしたくないということが積み重なって今日の優勝につながった」とナインをねぎらった。
一問一答は以下。
――優勝を決めた今の気持ちは。
今はほっとしてます。
――勝利が決まった瞬間はどういう感情が込み上げてきたか。
まず一つ夢がかなったと思った。2アウト取って最後のバッターというところで、選手たちが全員ベンチに集まって笑ってる姿を見て、よかったなと。この時を迎えられて本当に1年間頑張ってきてよかったなと思った。
――胴上げで7回宙を舞った感想は。
みんなのあったかい手が背中に感じられて、いままで支えてくれたんだなという思いがこみ上げてきた。選手に対しての感謝の気持ちがわいてきた。苦しいことも、つらいことも宙を舞ってる時が一番、みんなから幸せをもらった。本当にみんなつらい中をここまでよく頑張ってくれたと思った。
――選手時代には多くの優勝を経験、監督としては2度目の優勝。どんな意義を持つか。
1年目はみんなに優勝させてもらって、2年目はみんなを優勝させることができなくて悔しい思いをした。その悔しい思いを糧に自分のできることをやってきたつもりではいる。でも実際に野球をやるのはグラウンドの選手たち、頑張ってくれないことには勝てない。
常に応援する気持ちと、そして一人でも1イニングでも、1打席でも大事に戦ってほしいという気持ち。1試合1試合勝っていくたびにすごく充実した日々を送らせてもらった。3年目になって、1番長く感じられたシーズンでもあった。
――マジック「1」になって、今日の試合に入る前に選手にかけた言葉は。
ホテルを出る前には何もしていない。自分の中でも普段通りという思い。選手たちにも普段通りやってほしい。(マジック)1になれば、なかなかできないっていうところもあるけど、自分自身がぶれないことは非常に大事だなと思った。わざわざ選手を集めて一言いうよりも、ここまできたらみんなの力を信じて、選手に任せた方がいいと思った。