ソフトバンク・工藤監督が涙、チーム一つに2年ぶりV。圧倒的強さで見据える次なる目標
福岡ソフトバンクホークスは16日、埼玉西武ライオンズ戦(メットライフドーム)に7-3で勝利。2年ぶり、パ・リーグ史上最速で優勝を果たした。
2017/09/17
「ワンダホ―」のスローガン体現で日本一へ
笑顔のナインが待つマウンドへとゆっくりと歩を進めた工藤公康監督。喜びをかみしめるように選手とハイタッチを交わし、胴上げで7回宙を舞った。
昨季は、日本ハムに最大11.5ゲーム差を逆転され2位に終わり、2年ぶりの胴上げとなった。優勝インタビューで工藤監督は、「ほっとしている。リーグ優勝を昨年はできずに、クライマックスに負けてから1年弱。このことだけを思って…」と言葉を詰まらせた。
今季のスローガンは、日本一や一致団結の思いを込めた「1(ワン)ダホ―!」。工藤監督は「チームが一つになるのが何よりも大事だった」という昨年の反省点を挙げ、「みんなで一つになろうという合言葉で今日までやってきて、選手たちの笑顔が見れてよかった」と笑みを浮かべた。
シーズン中盤は楽天の独走を許し、首位奪取まで厳しい戦いが続いた。指揮官は「最後に絶対勝つという強い思いを持ってた。どんな厳しい試合でも諦めない。常に全力疾走するところが他と違うところ」と語り、「これからも選手の全力疾走を見てやってください」と呼びかけた。
今後のクライマックスシリーズや日本シリーズに向け、工藤監督は「まず一つ夢がかなった。最終的な目標は日本一奪還。日本一目指して頑張ります」とファンに誓った。