オランダのエースから見た、侍ジャパン
「ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の第2戦が11日、東京ドームで行われる。すでに欧州代表の先発はオランダのディエゴマー・マークウェルと発表されているが、前日の10日に第2戦への意気込みなどインタビューに応じてくれた。
2015/03/11
第2戦は自分のストレートをみてほしい
――オランダの野球、リーグというのはどういうものですか?
我々は給料をもらっていますが、そうでない選手もいます。完全なプロとは言えないです。プロとしてやっていくにも、クラブからの報酬よりナショナルチームからのほうが高いので、ナショナルチームに入らないと。ナショナルチームは、年中給与がもらえるんです。
試合の入場料も必ずしも取るわけではなく、ビックゲームやプレーオフだけですね。私がプレーしているアムステルダムの球場は3000人規模なんですが、しばしば満員になったりする程度。人気は徐々に上がっているものの、やっぱりサッカーの国ですからね。野球のレベルは年々上がっていますよ。ナショナルチームでしか一緒になったことはないですが、今年ヤンキースの正遊撃手になろうかというディーディー・グレゴリアスなんかも、プレーしていましたから。
――将来的に、日本でもプレーしたいという希望はあるんじゃないですか?
日本でもチャンスがあればとは思います。そういう意味では、今回がチャンスかもしれません。ただ、先のことは考えてません。年齢を考えると、もうアメリカに戻るということも難しいだろうし、だから1年1年、いや1日1日の勝負だと思ってプレーしてます。次のWBCにも、出れればいいなと思いますが、絶対出ようとは考えてませんね。
――第2戦の先発が発表されました。ご自分のアピールをどうぞ。
一番の武器は、やっぱりファーストボール(ストレート)ですね。あとは、チェンジアップ、それにカーブに自信があります。第2戦は、非常に興奮しています。我々はハングリーですから、やりますよ。第1戦もベンチの雰囲気はよかったし、勝てると思っていました。とにかく第2戦はリラックスして臨みたいです。
マークウェルにとっては、2004年以来11年ぶりの日本戦。「アテネの敵を東京で」取れるのか、注目してもらいたい。「ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の第2戦は東京ドーム、18時から開始となる。
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ディエゴマー・マークウェル
1980年8月8日生まれ。オランダ領キュラソー島出身。左投げ左打ち。現在はオランダ国内リーグであるフーフトクラッセのキュラソー・ネプチューンズに所属。04年アテネオリンピックにオランダ代表として初選出。WBCは第1回から3回まで代表に選出されている。オランダ以外にアメリカ、台湾、ベネズエラなどでのプレー経験がある。「ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の第2戦は先発を務める。
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