ピタゴラス勝率を上回る阪神、前回3タテを喫した中日にリベンジなるか?
9月19日から阪神は、地元・甲子園で4位の中日と3連戦を迎える。前回、ナゴヤで3タテを喫した阪神は、9月に入って調子を落としているのが気がかりだ。リリーフ陣と中軸・鳥谷の復調が待たれる。
2014/09/19
リリーフ陣の立て直しと、鳥谷の復調がカギを握る
そんな中、9月19日からは甲子園で中日との3連戦が行われる。23日からはDeNAとの戦いも控えており、その前に一気にAクラス入りを決定付けたいところだ。ただ中日は9月に入って8勝5敗と復調傾向、前回のナゴヤでの3連戦では3連敗を喫しており、なかなか手ごわい相手になりそうだ。
阪神は9月に入って飛び抜けて失点が多い現状を考えれば、苦戦の原因が投手陣にあるのは明白だ。チーム防御率は4.06だが、先発は3.91、救援は4.38と中継ぎ、抑えはより一層の奮起が必要だ。ここまでチーム2位の53試合に登板してきた福原忍が、9月には入って3回2/3を投げて7失点の大乱調、継投パターンの立て直しも迫られている。この3連戦では、ともに中日戦3試合に登板し無失点と相性の良い渡辺亮、高宮和也あたりがキーマンになりそうだ。
打者ではマートンと新井貴浩が中日戦でよく打っている。鳥谷敬が9月に入り打率1割台と不振で、中日戦では.241と対戦成績別で突出して打てていないとなれば、打線はほぼマートン頼み。9月に入って得点が少ないのは、マートンの前にランナーが出せないということでもある。9月5日からの前回のこのカードでは上本博紀が10打数1安打2四死球、大和が7打数3安打と、中軸の前で好機を作りきれず、ともに得点は0に終わっている。
上位がチャンスをつくり、中軸、なかでも好調なマートンにいかにつなぐかがカギになる。
新井貴はここ一番の勝負どころでの代打起用が濃厚だが、左投手、なかでもここまで3打数2安打と相性の良い、雄太の先発する試合ではスタメン起用もあるだろう。
※成績は9月16日現在