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中日・森野が現役引退表明。シュアな打撃・どこでも守れる器用さでチームに貢献、7度の背番号変更も

2017/09/22

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 中日ドラゴンズの森野将彦選手(39)が今季限りで現役を引退すると発表した。中日一筋21年とチームを支えてきた男の引退試合は、24日に本拠地で行われる広島戦に予定されている。
 
 神奈川県横浜市出身の森野は、名門・東海大相模高校を経て1996年のドラフト2位で中日に入団。入団当初は遊撃手だったが、プロ入り後は内外野を問わず多くのポジションで試合に出場することとなった。
 
 森野は1997年の8月29日にプロ初先発を果たすと、プロ初安打・本塁打・打点をヤクルトのブロスから放った。その後、2年間は1軍出場がなかったが、2000年から徐々に出場機会が増え始め、2005年には左翼手として出場する傍ら、ベテランの立浪和義に代わり三塁手として先発出場することが増えた。
 
 福留孝介が離脱した際には中堅手や右翼手、三塁手の中村紀洋が加入した際は左翼手、荒木雅博が故障した際には二塁手といった風に、チーム事情に合わせて多くのポジションで先発出場しチームを支えた。
 
 打撃面では自己最多本塁打が2009年の23本と、特別長打力に長けているわけではなかったが、無類の勝負強さとシュアなバッティングで打線の中軸を担い「ミスター3ラン」とも称された。
 
 2009年には自身初の全試合出場を果たし、2010年には歴代8位タイとなる1シーズン45二塁打を放ちベストナインにも選出。統一球が導入された2011・2012年は調子を落としたが、2013年に打率.286と復活。昨季も68試合出場で打率.268と存在感を放ったが、今季は1軍で21試合に出場し打率.250、2軍でも打率.189と振るわず、今回の決断に至った。
 
 また、森野といえば背番号がよく変更になったことで有名だ。入団時から数えて「7」→「8」→「16」→「8」→「31」→「30」→「7」と7度の背番号変更を経験した。
 
 21年間という長い間、中日を支えてきた森野。下積み時代を含めた経験は球界屈指の豊富さを誇るが、今後はどのような道を歩むことになるだろうか。



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