セ王者・広島、V決定後も変わらぬ強さ。CS進出かけた巨人、強いられる我慢の戦い【9月22・23日セ展望】
優勝を決めた広島東洋カープは、CS進出の可能性を残す読売ジャイアンツを本拠地に迎える。広島にとっては消化試合だが、CSでの再戦があり得るだけに力の差を見せつけたいところだ。
2017/09/22
1位 広島 ― 3位 巨人 マツダスタジアム 16勝7敗
広島の初戦先発は中村祐太、巨人はマイコラスと発表されている。
巨人のマイコラスは2試合連続の中5日の登板となる。今季の広島戦は4戦4敗と苦戦しているだけに、大事な登板となる。ここで勝てないとなると、たとえCSで登板するとなっても不安が残る。走力のある広島に対して、いかに我慢強く投げるかがテーマだ。
一方の打線は広島の初戦先発・中村祐をこれまで3戦で打ち崩すことができている。先に大量点を奪って、マイコラスを楽に投げさせたいところだ。首位打者のマギーが20日の阪神戦では3番に入り本塁打を放った。打線全体が好調とはいえないので、坂本勇人らの復調が待たれる。
受けて立つ広島だが、これまでの試合から見てわかるように、結果重視ではない戦いに専念してきている。個々がどれだけ高い水準で自らの役割を果たせるかを目指しており、一切のブレがない。鈴木誠也が離脱しても、どんどん選手が出てくる。消化試合になってもそれが変わらないのがこのチームの強さだ。
2戦目の先発は薮田和樹か。現在14勝を挙げて、巨人・菅野智之の後を追う。巨人戦の先発登板は1試合(1勝)だが、しっかりゲームメークして自分の役割を果たしたい。ブルペン陣では今村猛が抹消されている。代わりの選手がどういうパフォーマンスを見せるか注目だ。