阪神タイガース、2015補強診断。実績あるベテランが引っ張る中で、若手の成長に期待
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は? 第2回は和田豊監督率いる阪神タイガースだ。
2015/03/13
大物選手獲得逃すも、助っ人&鳥谷の残留はプラス
クライマックスシリーズ導入後、初の日本シリーズ進出を果たした昨季は、ソフトバンクに1勝4敗で屈した。オフには金子千尋(オリックス)、中島裕之(アスレチックス)、成瀬善久(ロッテ)、宮西尚生(日本ハム)、山井大介(中日)らFA選手の補強に動いたが、ことごとく失敗。その一方でタイトルを総なめした外国人カルテット(ゴメス=打点王、マートン=首位打者、メッセンジャー=最多勝、呉昇桓=セーブ王)は残り、海外FA権を行使した鳥谷敬も宣言残留した。彼らの残留こそが、最大の補強といえる。
【2015年シーズン 戦力入れ替え】
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