阪神タイガース、2015補強診断。実績あるベテランが引っ張る中で、若手の成長に期待
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は? 第2回は和田豊監督率いる阪神タイガースだ。
2015/03/13
補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 C
物足りなさは否めず。計算できる即戦力ルーキーの存在は大きい
とはいえ、移籍組はトレードで獲得した中継ぎ投手の桑原謙太朗(DeNA)と、戦力外となり契約した万能内野手の森越祐人(中日)だけ。補強という意味では、辛口の採点にならざるを得ない。新人で面白い存在なのがドラフト3位の外野手・江越大賀(駒大)。俊足を生かした守備範囲の広さと、遠投120mの強肩。そして長打力と使い勝手がいい。まずはベンチスタートだろうが、代打・代走・守備固めの何でもこなせる。2位の石崎剛(新日鉄住金鹿島)もオープン戦で先発ローテ争いを演じ、シーズン中にチャンスはありそうだ。
総合力評価 B
新鮮味はないが、底上げは進んでいる
チームの顔ぶれに新鮮味はないが、底上げは進んでいる。22歳の岩本輝、23歳の岩崎優の開幕ローテ入りが有力。同じ23歳の岩貞祐太、24歳の石崎も最後まで争った。実績ない若手がいきの良さを発揮できるか。注目は正捕手を任されそうな、2年目23歳の梅野隆太郎のリード。彼らと同世代の正妻が一本立ちすれば、相乗効果で黄金期到来も狙える。オフに外野挑戦も取りざたされた西岡剛は、右肘の状態が気がかりだが三塁に落ち着きそうだ。実績あるベテランが引っ張る形で、若手がシーズン中に成長を見せれば、昨年あと一歩で届かなかった頂点が見えてくる。
開幕戦予想オーダー(ベストオーダーも同じ)
遊 鳥谷
二 上本
三 西岡
一 ゴメス
左 マートン
右 福留
捕 梅野
中 大和
開幕ローテーション(ベストローテーションも同じ)
1 メッセンジャー
2 岩田
3 藤浪
4 能見
5 岩本
6 岩崎
抑 呉
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