2006年新人王の広島・梵が今季限りで退団「出場機会を求め他球団をあたってみたい」
2017/10/03
広島東洋カープは3日、梵英心内野手(36)が今季限りで退団すると発表した。
球団によると、梵と次年度契約について話し合った結果、「金額にかかわらず、出場機会を求め他球団をあたってみたい」という意思を尊重し、自由契約となった。
梵は広島県三次市出身のご当地プレーヤーで、駒沢大から日産自動車を経て2005年大学生・社会人ドラフト3位で広島に入団。ルーキーイヤーとなる2006年には1969年の山本浩二氏以来となる新人開幕スタメン入りを果たし、同年は新人王を獲得した。
カープが広島市民球場を本拠地としていた際には、東出輝裕(現広島1軍打撃コーチ)と共に二遊間を守り続けたが、近年は田中広輔・菊池涼介らの台頭もあり出場機会が激減。そして、本人の希望を踏まえ、広島は功労者である梵を自由契約とする運びとなった。
梵は通算1096試合に出場、990安打74本塁打357打点の成績を残している。また、2010年には43盗塁で盗塁王を獲得し、自身初のゴールデングラブ賞も受賞したが、昨季の出場機会はわずか7試合で、今季は出場なしとなっていた。