巨人・相川が現役引退。98年の横浜日本一時に同球団所属選手は全員現役生活に幕を閉じる
2017/10/03
読売ジャイアンツの相川亮二捕手は今季限りでの現役引退を表明し、23年間のプロ野球人生に幕を閉じることとなった。1994年のドラフト5位で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団した相川は、2008年オフに海外FA権を行使し、ヤクルトに移籍。ヤクルトにとって、FA補強は相川が史上初となっていた。
その後、2014年には出場機会を求め再びFA権を行使し巨人へ移籍。しかし、小林誠司の台頭、自身の高齢もあり出場機会は減少。今季は宇佐見真吾も後半戦で頭角を現してきたこともあり、更に出場機会は限られた。
そして、チームの順位も確定し、今季も残り1試合というところで現役引退を選択することとなった。
相川の引退によって、98年に横浜ベイスターズが日本一に輝いた際に同球団に所属していた選手は、全員ユニフォームを脱ぐこととなった。なお、同年に相川の1軍出場はなく、昨季現役を引退した三浦大輔氏が98年の横浜日本一を知る最後の1軍メンバーとなっていた。
なお、98年の日本シリーズで対戦相手となった西武ライオンズに所属していた選手は、楽天の松井稼頭央のみが現役としてプレーを続けている。
相川は通算1507試合に出場し、打率.259(4428-1149)、69本塁打、475打点、803三振、305四球という成績を残しているが、今季は28試合出場で打率.135と振るっていなかった。