広島、初のファーム日本一に輝く MVPは決勝3ランの高卒ルーキー坂倉
2017/10/07
プロ野球ファーム日本選手権は7日にサンマリンスタジアム宮崎で開催され、ウエスタンリーグ王者の広島東洋カープが、イースタンリーグ王者の読売ジャイアンツを5-2で破り、初の日本一に輝いた。また、MVPには決勝3ランを放った坂倉将吾捕手が選出された。
広島の先発は2016年ドラフト2位の高橋昂也投手、対する巨人の先発は今村信貴投手。試合は両投手好投で、3回まで両投手無安打投球を続ける。
しかし、4回、巨人の山本が甘い球をとらえ左中間に先制の適時二塁打を放つと、6回には岡本が左中間にソロ本塁打。高橋昂から2点を先制する。
2点を追いかける広島は7回に巨人の2番手高木勇から安打と四球でチャンスを作ると、小窪、美馬の適時打で同点。さらにウエスタンリーグ打率2位の高卒ルーキー坂倉が3番手森福の初球を完璧にとらえ右翼スタンドへ勝ち越しの3ラン本塁打を放つ。
8回裏には今季限りでの現役引退を表明した松本が代打で登場。三ゴロに打ち取られたが場内は大歓声に包まれた。
広島は高橋昂から辻、戸田、藤井とつなぎ、5-2で勝利。91年以来のファーム日本選手権出場で初の日本一に輝いた。対する巨人は先発の今村が好投も中継ぎ陣が誤算。連覇とはならなかった。