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今季のフルイニング出場は5人。ルーキー・源田は史上4人目の快挙、WBC戦士も3人が達成

2017/10/13

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今季は5人がフルイニング出場を達成

 今季も10月10日をもってNPBのレギュラーシーズンが終了した。そして、西武・源田壮亮、西武・秋山翔吾、DeNA・倉本寿彦、広島・田中広輔、ヤクルト・山田哲人の計5人がフルイニング出場を達成した。秋山・田中・山田の3人は開幕前に行われたWBCにも出場していたが、レギュラーシーズンでも開幕からチームに帯同して今季5人のみの偉業を成し遂げた。
 
 この中で最も話題を集めたのが、西武のルーキー・源田壮亮だ。新人でのフルイニング出場は1956年の佐々木信也、1958年の長嶋茂雄、1961年の徳武定之に次ぐ史上4人目の快挙となった。また、遊撃手でのフルイニング出場は史上初の偉業だ。
 
 西武は中島裕之(現オリックス)の米球界移籍以降、なかなか遊撃手が定着できない状況が続いていたが、今季加入の源田が問題を解決した。
 
 失策こそリーグワースト2位の21失策を記録したが、守備範囲の広さはリーグ屈指。西武のセンターライン問題を解決し、打率もリーグ13位の.2695を記録。主に2番打者として出場を続けリーグ2位の37盗塁をマークした。
 
 安打数でもミスター超えの新人155安打などを記録し、源田は数々の記録を塗り替えた。オリックス・山岡泰輔との新人王争いが注目されていたが、現在では数々の記録を更新した源田が優勢であることは間違いないだろう。
 
 DeNA・倉本もフルイニング出場を達成。今季序盤は打撃不振に苦しみ、投手も打席に立つセ・リーグで9番降格という憂き目にも遭ったが、ラミレス監督の方針によりシーズン途中からそのまま9番に固定となった。得点圏打率は.342を記録し、野手としての打撃力を活かして走者のある状態で上位打線に打席を回す重要な役割を果たした。
 
 9番という下位打線でも持ち前の勝負強さで打線の厚みを増し、守備でも負担の大きいポジションながら出場を継続しチームを支え続けた。打率こそ昨季より下がってしまったが、負担の大きいポジションを担い続けた貢献度は計り知れない。

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