楽天・岸、“怖さと悔い”背負ったマウンド。CS望みつなぎ「ホッとしてる」
東北楽天ゴールデンイーグルスは15日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第2戦(メットライフドーム)で、埼玉西武ライオンズを4-1で下した。岸孝之投手が6回1/3を投げ、古巣の強力打線を3安打に抑えた。これで1勝1敗のタイ。両チームは16日、福岡でのファイナル進出をかけて第3戦に臨む。
2017/10/16
絶対に負けられない一戦で、岸が圧巻のピッチングを見せた。
前日の試合は、もう一人のエース・則本が痛恨の黒星を喫した。「ノリ(則本)の悔しい気持ち」を背負った気迫のマウンド。伸びのある直球と変化球で西武打線を3安打8奪三振に抑え、三塁を踏ませなかった。
古巣の打線に怖さもあったというが、「1人1人に力勝負のピッチングできた」と振り返る。
レギュラーシーズンは26登板で防御率2.76、QS20回ながら、8勝10敗。打線の援護にも恵まれず、後半戦は勝つことができなかった。「ここで勝たなきゃ何してたんだっていう気持ちはあった。とりあえずホッとしてます」と安どの表情を浮かべた。
崖っぷちだった楽天は、岸の踏ん張りで望みをつないだ。第3戦は、楽天・美馬と西武・野上がマウンドに上がり雌雄を決する。