広島東洋カープ、2015補強診断。先発投手陣はリーグ屈指の豪華さ、優勝を狙える陣容に
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?第3回は緒方孝市新監督率いる広島東洋カープだ。
2015/03/15
ベースボールチャンネル編集部
補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 A-
バリの穴をジョンソンが埋められるか? 新井も存在感を
痛いのが4年間馬車馬のように投げ続けたバリントンのオリックス移籍だ。黒田が穴を埋めて余りあるが、代わる新外国人ジョンソンの出来が、先発陣全体のカギを握る。1メートル93センチの長身左腕の角度ある投球は、初対戦で捉えるのは至難。各球団2度目の対戦となる交流戦以降に真価が問われる。
野手ではドラフト1位・野間峻祥(中部学院大)がいつプロの水に慣れるか。キャンプでは好スタートも、オープン戦の失速が気がかり。FA移籍先の阪神から復帰した新井貴浩は、伸び悩む堂林翔太への刺激となるだけでなく、グラウンド内外で精神的支柱としての存在感を、若いチームで発揮してほしい。
総合力評価 A-
痛い主砲の離脱、ヒースにつなぐリリーフ陣の出来がカギ
チームの顔である菊池涼介、丸佳浩の2、3番コンビは健在も、4番エルドレッドの左膝半月板損傷による離脱が痛い。開幕絶望で、グスマンが穴をどこまで埋められるか。松山竜平、堂林という和製大砲候補の台頭が待たれる。
先発投手陣はリーグ屈指の豪華さ。黒田は練習態度など野球に臨む姿勢にも定評があり、前田健太、大瀬良大地、野村祐輔ら若い投手陣への波及効果も期待できる。抑えのヒースは順調なだけに、そこにつなぐ一岡竜司、中崎翔太、今村猛、さらに出遅れているが中田廉らがコンディションを維持できれば死角はない。捕手は3選手の併用が有力か。
開幕戦予想オーダー
右 鈴木誠
二 菊池
中 丸
一 グスマン
左 松山
三 堂林
遊 田中
捕 會澤
投 前田健
ベストオーダー
右 鈴木誠
二 菊池
中 丸
一 エルドレッド
左 グスマン
三 堂林
遊 田中
捕 會澤
開幕予想ローテーション(ベストローテーションも同じ)
1 前田健
2 ジョンソン
3 黒田
4 大瀬良
5 野村
6 福井
抑 ヒース
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