中日ドラゴンズ、2015補強診断。ベテラン中心の布陣、新たなドラゴンズの未来予想図が描ける1年になるか
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?第4回は谷繁元信監督率いる中日ドラゴンズだ。
2015/03/17
補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 B-
バルデス、八木が先発ローテ入り 即戦力ルーキーに期待
新外国人ではスライダーが武器のバルデスは奪三振能力に優れる。戦力外から契約の、06年新人王左腕・八木(オリックス)も復活気配で、新戦力2人が揃って開幕ローテ入りを決めた。新人は9選手中7人が1軍キャンプを完走し、オープン戦へ。1位野村亮介(三菱日立パワーシステムズ横浜)と2位浜田智博(九産大)は先発ローテ争いに加わった。野手も社会人出身の4人が1軍争いを繰り広げ、彼らのうち1人でも多くが開幕1軍をつかめば光明に。もっとも一番の補強と言えるのは、右肘手術でここ2年をほぼ棒に振った吉見一起の復帰か。
総合力評価 C+
救世主となる若手の出現が待ち望まれる
チームは過渡期のまっただ中にある。救世主となる若手が何人現れるか。その人数に今季順位も左右されそうだ。平田良介、高橋周平、松井雅人ら次代を担うべき人材が、ベテランに引導を渡せるか。即戦力候補の新人が多く、伸び悩む堂上直倫、野本圭らは尻を叩かれる格好に。2000本安打達成が期待される和田は開幕1軍が微妙な状況だ。
投手陣は岩瀬が左肘の故障で出遅れているが、セットアッパー又吉克樹から抑えの福谷浩司へと、若手で形が見えてきた。故障を引きずる浅尾拓也、田島慎二がかつてのパフォーマンスを取り戻せばブルペンは盤石になる。先発陣では20歳の浜田達郎の出遅れが痛い。投打ともに、新たなドラゴンズの未来予想図を描ける1年にしたいところだ。
開幕戦予想オーダー
中 大島
二 荒木
三 ルナ
右 平田
一 森野
左 藤井
遊 エルナンデス
捕 松井雅
ベストオーダー
中 大島
二 荒木
三 ルナ
右 平田
一 森野
左 和田
遊 エルナンデス
捕 松井雅
開幕予想ローテーション(ベストローテーションも同じ)
1 山井
2 バルデス
3 朝倉
4 大野
5 吉見
6 八木
抑 福谷
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