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オリックス・前田大炎上で開幕ローテ遠のく!ブランコが黒田から弾丸ライナー本塁打!【どら増田のオリ熱コラム #17】

昨日の東明に続き、オリックスの開幕先発ローテ6番手候補の前田が15日広島とのオープン戦に登板。しかし前日の東明とは対照的な内容となった。

2015/03/16

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ベースボールチャンネル編集部



打線に粘りを感じない

 前日、12安打8打点と爆発した打線も、黒田の前にヒットは出るも、打線がつながらなかった。3回には伊藤が内角のスライダーを自打球し、左すねを痛打。肩を担がれて退場し心配されたが、打撲で病院にも行かないという。ここ数日で吉田一将、岸田、小谷野と怪我人が続いているだけにバファローズファンはヒヤリとしただろう。
 
 4回にはヒットで塁に出た糸井に続いてブランコが黒田から、レフトスタンドに弾丸ライナーで飛び込む移籍後初ホームランを放った。先週2軍の試合で一発打ってきたのが良かったのかもしれない。打球の速さはブランコの本調子が近いことを意味する。坂口も2安打1四球と好調をキープ。
 
 投手陣も白仁田と榊原が安定感あるピッチングを見せた。前日の高木伴とともに高いレベルで開幕中継ぎ枠争いを演じている。この3人に左の古川が2軍で順調に調整しており、岸田や比嘉の穴は十分に埋められるはずだ。このように個々を見れば決して悲観するような内容ではなかった。
 しかし試合内容という面で見ると、2回で9失点という序盤で勝負がついてしまう展開は弱かった頃のオリックスではよく見られていた悪い光景。オープン戦だから許されるという見方もできるが、オープン戦も後半に入っており、森脇監督も先週からは勝負にこだわる姿勢を見せており、快勝した前日の試合でも序盤から中盤にかけて沈黙していた打線に対して「もっと早く初回からエンジンをかけてほしい」と苦言を呈していた。
 
 森脇監督からすれば今日の広島のような試合展開を選手に求めていたはずである。広島が前田健太、黒田というエースピッチャーを連日ぶつけてきたこともあり、簡単にはいかないのだが、打線に粘りを感じないのも確か。一つの反省材料にしてほしいと思う。
 
 オープン戦終了までいよいよあと1週間。森脇監督がうれしい悲鳴を上げるような競争と結果に期待したい。
 
■森脇監督のコメント
「前田はボールが高かったし、キレもなかったね。これからどうしていくかが大事になってくる。」
 
■前田祐二3.15広島成績
2回1/3/球数62/被安打10/奪三振2/与四死球2/失点9
1回表
鈴木誠 レフトへホームラン
※初球 広1-0オ
菊池 レフトへホームラン
広2-0オ
丸 レフトフライ
新井 四球
グスマン 見逃し三振
松山 ライト前ヒット
梵 セカンドゴロ
2回裏
石原 ライトフライ
小窪 ショートゴロ
鈴木誠 ショート内野安打
菊池 鈴木誠が牽制アウト
3回裏
菊池 センター前ヒット
丸 ライトへホームラン
広4-0オ
新井 見逃し三振
グスマン レフトへホームラン
広5-0オ
松山 ライト前ヒット
梵 ライト前ヒット
石原 四球
小窪 レフトオーバーのタイムリーヒット
広7-0オ
※中山に交代。中山が犠牲フライとタイムリーを許したため9失点
 
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