DeNA下剋上!本塁打攻勢&7投手継投で19年ぶり日本シリーズ進出 3位からのCS突破はセ界初
2017/10/24
〇DeNA9-3広島●(24日・マツダスタジアム)
24日にマツダスタジアムで行われたセ・リーグCSファイナルステージ第5戦は、DeNAが広島を9-3で下し、DeNAは戦績を4勝2敗として1998年以来、19年ぶりとなる日本シリーズ進出を果たした。
レギュラーシーズン3位からの日本シリーズ進出は2010年の千葉ロッテマリーンズ以来で、セ・リーグでは史上初の快挙となった。DeNAは28日からFAで移籍した内川聖一、トレードで移籍した吉村裕基らを擁する福岡ソフトバンクホークスと日本シリーズで対戦する。
23日の試合では今永昇太をプロ初となる救援登板に抜擢するなど、総力戦で広島に挑んだラミレス采配がこの試合でも光り、チームを19年ぶりの大舞台へ導いた。
この試合の先発はDeNA・石田と広島・野村。石田は初回に田中の二塁打・菊池の犠打でピンチを招くと、丸の適時打で先制点を献上。その後も丸の盗塁・松山に四球を与えピンチを広げると、バティスタに適時打を浴び2点目を失ってしまった。
しかし、勢いに乗るDeNAはすかさず反撃を見せた。2回、DeNAは宮崎の左翼スタンドへ飛び込む特大ソロ弾で1点を返すと、3回には先頭の三嶋が安打で出塁。そして、一死から桑原が左翼ポール直撃の2ランを放ち逆転に成功した。
その後もDeNAは攻める手を緩めず、4回にはルーキー・細川が代打で適時打を放ち1点、5回には筒香の2ランで2点を奪いリードを4点に広げる。
そして、今日も勢いが止まらないDeNAは7回に筒香のこの日2本目となるソロ本塁打、8回には梶谷の2ランでダメ押し点を奪った。
1回に乱調で2点を失った石田は悔しい初回降板となったが、2番手・三嶋とプロ初救援となった3番手・濱口がそれぞれ2回無失点と好投。
4番手の三上は1点を失ったが、その後はエスコバー・パットン・山崎康が7回以降を無失点に抑えゲームセット。投手陣総動員で得点を許さず、広島打線に反撃を許さなかった。
敗れた広島は投打に振るわず、リーグ2連覇ながら今季はCSファイナルステージで4連敗を喫しシリーズ敗退となった。