ドラフト候補の“変わり種” 高校野球未経験、BC富山・和田は指名を勝ち取れるか
2017/10/26
いよいよきょう26日に開催される「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」。清宮幸太郎(早実)や安田尚憲(履正社)、中村奨成(広陵)ら「高校BIG3」に注目が集まっているが、プロ野球の独立リーグ・ルートインBCリーグに複数の球団スカウトが関心を寄せる“変わり種”候補がいるという。
富山サンダーバーズの和田康士朗外野手(18歳)。身長184センチ、体重68キロ、左投げ左打ちの高卒ルーキーだ。2016年のドラフト1位で入団したが、和田には高校野球の経験がない。
小学4年で野球を始め中学まで続けるも、高校で入部したのは陸上部。しかし、1年の途中で退部し、再び野球を始めた。その時に選んだのは、高校の野球部ではなく地元・埼玉のクラブチーム「都畿川倶楽部硬式野球団」だった。高校生ながら社会人とともにプレーし、16年の全日本クラブ選手権では埼玉県予選1位に貢献した。
富山では1年目からレフトでレギュラーに定着し、成績は打率.271、71安打14盗塁だった。球団ホームページによると、憧れの選手は福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐外野手というだけあって、豪快なフルスイングが持ち味。50メートルは5.8秒の俊足、遠投は107メートルと肩も強い。
走攻守そろった“変わり種”和田を指名する球団はあるのか。運命のドラフト会議が迫る。