ドラフトも苦戦の巨人、12球団最多指名でチーム再構築なるか? その成果を読む【死亡遊戯コラム】
プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれた。読売ジャイアンツは12球団最多となる16人(育成8人を含む)を指名した。今季11年ぶりのBクラスに沈んだ巨人。ドラフト会議ではチームの雰囲気を変える指名ができたのだろうか。
2017/10/27
チームの過渡期、ベースからの再構築へ
12球団最多の支配下8名、育成8名の計16人を指名。その社会人出身と大卒選手が多く並ぶ指名リストを見ると、今の巨人の置かれた立場を嫌でも痛感する。
若い力は欲しい。けど、高卒選手を時間かけて育てている余裕はない。
いわば典型的な低迷しているチーム特有の指名リストだ。
今オフ、村田修一や片岡治大がチームを去り、頼みの阿部も来季39歳であと何年できるか分からない。2018年から数年はチームのベースそのものを作りなおす時期。いつの時代も、そんな組織のピンチと個人のチャンスは表裏一体だ。危機的状況ではあるものの、若手選手にとってはV3時代よりも付け入る隙があるのは事実だろう。
近年最も物議を醸した今ドラフトの最終的な答え合わせは3年後、いや5年後かもしれない。
果たして、16名中誰が生き残るのか?
いったいその頃の巨人はどんなチームになっているのだろうか?