セ・リーグ移籍後開花のDeNA・エスコバー、日本Sでパ・リーグに”逆襲”見せる
2017/10/28
今季途中に北海道日本ハムファイターズからトレードで横浜DeNAベイスターズに移籍したエドウィン・エスコバー投手(25)。
日本ハムでは14試合(1先発)に登板し1勝2敗、防御率5.64と振るわなかったが、DeNAに移籍してからは日本球界に適応。27試合(1先発)に登板して1勝3敗、7ホールド、2セーブで防御率3.44と好成績をマーク。
DeNA移籍後は救援登板だけであれば26試合登板で防御率2.21と好成績をマーク。CSでも貴重な中継ぎ左腕として活躍し、DeNAの19年ぶりとなる日本シリーズ進出に大きく貢献した。
そして、エスコバーにとって、パ・リーグに”逆襲”する千載一遇のチャンスが巡ってきた。交流戦終了後に黒羽根利規捕手との交換トレードで移籍したエスコバーは、パ・リーグでは結果を残せなかったが、セ・リーグでは結果を残し首脳陣の信頼も勝ち取った。
CSファイナルステージで対戦した広島には左腕リリーフがいなかった一方、DeNAはエスコバー・砂田毅樹・田中健二郎と左腕が3人ブルペンで待機しており、勝負所で惜しみなく左腕を投入することができた。日本シリーズでも、貴重な中継ぎ左腕としてブルペンに待機することは間違いない。
ソフトバンクには、明石健志・中村晃・柳田悠岐・長谷川勇也・本多雄一・上林誠知・高谷裕亮など、左打者が多く在籍。そのため、試合終盤の勝負所で左腕リリーフの出番はCS以上に多くなるだろう。
日本シリーズという最高の舞台で再びパ・リーグの打者と対戦することになったエスコバー。日本一を決める大舞台で、助っ人左腕は難敵相手に好投を見せることはできるだろうか。