【日本S第1戦採点】ソフトバンク・工藤監督、積極采配で圧倒。DeNAは先発起用が裏目に
日本シリーズ第1戦は、福岡ソフトバンクホークスが10－1で横浜DeNAベイスターズに圧勝した。緊張の初戦、両チームのパフォーマンスはどうだったのだろうか。
2017/10/29
横浜DeNAベイスターズ
1(中)桑原5.0
評 1打点を挙げたものの、5打数ノーヒットでチャンスメークできず。相手の1番打者・柳田が活躍を見せただけに、まざまざと違いをみせられた結果になった。
2(二)柴田5.5
評 3打数1安打1四球。千賀にはあっている印象だった。3打席目の抜けたフォークを打ち損じてフライにしたのは次への反省材料だ。
3(一)ロペス5.0
評 柴田の出塁をことごとく次へつなげることができなかった。5回のあたりのいいセンターライナーを第2戦につなげたい。
4(左)筒香5.5
評 2四球で出塁して存在感を見せた。これから大事な場面で仕事をしてくれるはずだ
5三)宮崎5.0
評 4打数無安打もボールにはアグレッシブにコンタクトできていた。
6(右)梶谷5.5
評 2番の柴田とともに、第1戦はタイミングが合っていた。このシリーズでの爆発があるかもしれない。
7(捕)嶺井5.0
評 1打席目の右翼前安打は見事だった。しかし、守備面では井納を上手くリードできずに途中交代した。
8(指)乙坂5.0
評 5回に相手失策で出塁。倉本のヒットで果敢に三塁を陥れた。試合の流れを変えうる好走塁だった。打席でのコンタクトもいい。
9(遊)倉本5.5
評 チームで唯一のマルチヒット。守備範囲は相変わらずの課題だが、下位打線からチャンスメークしていきたい。
＜途中交代＞
戸柱――
関根――
田中――
＜投手＞
井納4.5
評 本調子から程遠かった。粘り強く投げてはいたが、ストレートが抜けてひっかかるなど、マウンドにアジャストできていない印象だった。
田中4.5
評 厳しい場面での登板だった。2つの押し出しは痛かった。
須田5.5
評 チームが10失点して沈滞ムードをピタッと止める3者凡退。
平田5.0
評 須田が作った流れで好投を見せた。
砂田5.0
評 3人でぴしゃりと抑えた。今後、接戦になった場合はキーポイントになる。
ラミレス監督5.0
評 井納のメンタル面を期待しての先発起用だと思うが、完全に裏目となった。通用するボールが一つもなかった。1打席目にクリーンヒットを打った嶺井を交代させるなど、いくつか疑問も残った。采配面で相手に後れをとり、初戦の勝利にそれほど固執していない印象を与えた。