【日本S第2戦採点】ソフトバンク、勝負かけた早めの継投は成功? 接戦逃したDeNAにプラス要素はあるか
日本シリーズ第2戦は福岡ソフトバンクホークスが4-3の逆転で横浜DeNAベイスターズを下した。緊迫した接戦で、両チームのパフォーマンスはどうだったのだろうか。
2017/10/30
福岡ソフトバンクホークス
1(中)柳田6.0
評 先制適時打と1点差に迫る適時打。故障があったとは思えないフルスイングで強烈なインパクトを味方にも、相手にも与えている。
2(遊)今宮6.5
評 今日は彼で勝ったゲーム。MOMだ。判定は物議を醸したが、クオリティの高い走塁はもっと褒められてしかるべきだろう。その後の守備も試合を大きく変えた。
3(指)デスパイネ6.0
評 2試合連続して初回に先制適時打。後ろに内川がいる安心感もあるだろうが、ここ一番の集中力はさすがのひとことだ。
4(一)内川6.0
評 1安打2四球。派手な活躍はしていないが、存在感は際立っている。少しでも甘い所には投げられない怖さがある。
5(左)中村晃6.0
評 ノーヒットで迎えた7回裏の好機で結果を残すあたりはさすが職人。5番が目覚めれば、さらにこのチームに隙がなくなる。
6(三)松田5.5
評 4打数ノーヒットも守備面でファインプレーがあった。安打にしていれば、筒香が控えていただけにビッグプレーだった。
7(二)川島5.5
評 今永のチェンジアップを救って見事な二塁打をマークした。
8(右)江川5.0
評 左投手対策として起用されたが、全く戦力にならなかった。
9(捕)甲斐5.5
評 東浜を上手くリードしていた。6回表の同点弾は仕方ないが、宮崎に打たれた本塁打は次打者が柴田だっただけに、もう少し慎重なリードが必要だった。
<途中交代>
明石6.0
評 相手先発が降板して右投手が出てきた中で代打に立ち、好機を作った。1打席で結果を出して、反撃ムードを作ったのは評価できる。
城所――
高谷――
<投手>
東浜6.0
評 ピンチになれば制球力が増し、シーズン中と同じようなクオリティピッチを見せた。同点弾は失投ではなく、相手打者をほめるべきだろう。
嘉弥真5.5
評 ワンポイント、筒香のところで登板して、見事に結果を残した。ミスが許されない中、コントロールは完ぺきだった。
森 5.0
評 一時は勝ち越しとなる本塁打を許した。次打者を考えれば、もうすこし慎重に投げてほしかった。
石川5.5
評 森の登板イニング早まっていただけに、つなぎのイニングを無失点で切り抜けたのは大きい。
モイネロ5.5
評 主軸に回る打席で無失点ピッチング。勝利をぐっと引き寄せた。
サファテ5.5
評 先頭に四球を出してやきもきさせたが、最後はサファテらしいピッチングだった。
工藤監督5.5
評 早めの継投で勝負を賭けた。森が打たれたため、やや裏目に出たが、それも勝利への執念が選手たちに伝わったという見方もできる。これから同じように積極的にできるかどうかに注目だ。