DeNA、日本シリーズ初勝利!ルーキー・濱口の7回1/3無安打は日本S史上2位タイの快挙
2017/11/01
〇DeNA6-0ソフトバンク●(1日・横浜スタジアム)
ルーキーの快投が光ったDeNAが19年ぶりに日本シリーズで白星を飾り、戦績を1勝3敗とした。また、DeNAの日本シリーズでの白星は1998年10月26日の日本シリーズ第6戦以来、約19年ぶりとなった。
この試合の先発はDeNAがルーキー・濱口、ソフトバンク・和田の左腕対決。DeNAにとってルーキーの日本シリーズ先発登板は球団史上初となった。試合は5回表までスコアボードに0が並び続けたが、ルーキーの好投に打線が応え試合の均衡を破った。
5回、DeNAは宮崎が和田の速球を左翼スタンド中段に運び、今シリーズ初となる待望の先制点を奪う。その後も梶谷・高城の連打・濱口の犠打で一死2・3塁のチャンスを作ると、倉本が右犠飛を放ち2点目を追加した。
そして、7回にはソフトバンク3番手・五十嵐から高城が左翼スタンドへソロ本塁打を放ち、3点目を追加した。8回には4番手・攝津から宮崎・高城が適時打を放ち、ダメ押しの3点を加えた。
先発の濱口は7回1/3までをノーヒットピッチング。8回一死に代打・鶴岡に二塁打を浴び、二死から柳田に内野安打を浴びたところで降板となった。そして、二死からは2番手・パットンが今宮を空振り三振に仕留め、ピンチを凌いだ。
7回1/3を無安打という記録は、1962年の阪神・村山実、1991年の広島・佐々岡真司に続く史上3人目の快投となった。なお、史上最長は2007年の日本シリーズで中日・山井大介が記録した8回無安打となっている。
リードを奪ったDeNAは9回に守護神・山崎康が日本シリーズに初めて登板してリードを守り切り、4連敗でシリーズ敗退の危機を免れた。
敗れたソフトバンクは投打に振るわず、4タテで日本一とはならなかった。