東京ヤクルトスワローズ、2015補強診断。打線はリーグ随一の破壊力 投手陣の再建が最大のポイント
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?第6回は真中満新監督率いる東京ヤクルトスワローズだ。
2015/03/19
ベースボールチャンネル編集部
補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 A-
成瀬、大引、オンドルセクら実績ある選手の獲得はプラス
珍しく積極的に動いた。FAで成瀬に加え、宮本慎也以降、後釜が育たない遊撃手に大引啓次を獲得した。いずれも30歳前後の働き盛りでフル回転が求められる。FAで第2捕手だった相川亮二が巨人へ移り、人的補償で19歳の2年目奥村展征を獲れたのも大きい。シュアな打力に定評があり、近い将来の正遊撃手候補だ。オンドルセクは2メートル3センチの長身から150キロ前後の直球を投げ込み、メジャーで5年連続40試合以上登板のタフネス右腕。バーネット、ロマンとのクローザー争いは、外国人枠の問題も絡み生き残りを懸けた真剣勝負となる。
総合評価 C+
打高投低解消へ、投手陣の奮起に期待
投手陣が復活すれば、上位も十分狙えるポテンシャルを備える。新4番雄平を軸に、1番山田哲人、2番川端慎吾、3番バレンティン、5番ミレッジ、6番畠山和洋と並ぶ打線はリーグ随一の破壊力。問題の投手陣は、ここ数年力を発揮しきれていない成瀬、石川雅規、村中恭平、由規らがどこまでパフォーマンスを取り戻せるか。若い小川泰弘、杉浦は逆に計算できそうなだけに、かつて一時代を築いたベテラン、中堅次第か。総崩れに近かった中継ぎ陣に救世主が現れれば、打線の力で終盤に逆転する展開も増えてくる。
開幕予想オーダー
二 山田
三 川端
左 ミレッジ
右 雄平
一 畠山
遊 大引
捕 中村
中 藤井
投 小川
ベストオーダー
二 山田
三 川端
右 バレンティン
中 雄平
左 ミレッジ
一 畠山
遊 大引
捕 中村
開幕ローテーション(ベストローテーションも同じ)
1 小川
2 成瀬
3 杉浦
4 石川
5 石山
6 八木
抑 バーネット
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