【MLB】レンジャーズ、元ヤクルト・バーネットを放出 メジャー2年目は不振に苦しむ
2017/11/07
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テキサス・レンジャーズは6日(日本時間7日)、かつては東京ヤクルトスワローズにも在籍していたトニー・バーネット投手(33)の来季契約のオプションを行使しないことを発表した。なお、レンジャーズはオプションを行使しなかった違約金として、25万ドル(約2840万円)をバーネットに支払う。
球団がオプションを行使しなかったことにより、バーネットはFAとなり日米全球団と入団交渉が可能となる。
2006年のドラフト10巡目(全体297位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名されてプロ入りを果たしたバーネットは、メジャー昇格を果たすことはできずに2010年からヤクルトに在籍。
2010年シーズンは先発として起用されたが、16試合(15先発)で4勝5敗、防御率5.99と期待された成績を残せず。しかし、一度自由契約となって再契約となった2011年シーズンはリリーフに転向して48試合登板で防御率2.68と開花。
2012年・2015年には守護神として最多セーブのタイトルを獲得するなど、ヤクルトのブルペン陣を支え続け、2015年のリーグ制覇に大きく貢献。そして、同年オフに米球界復帰のためにヤクルトを退団し、2016年からはテキサス・レンジャーズに所属していた。
2016年シーズンは悲願であったメジャー初登板を果たし、53試合で7勝3敗、防御率2.09と活躍を見せ、チームの地区優勝にも貢献した。
しかし、今季は不安定な投球が続き、50試合で2勝1敗、防御率5.49と振るわず、レンジャーズは契約を更新しない選択肢をとった。
来季は34歳のシーズンを迎えるバーネットだが、来季はどの球団のユニフォームに袖を通しているだろうか。今後の動向に注目だ。