巨人、澤村の施術ミス問題について鍼灸団体の質問状に回答。「引き続き活用」の意向
2017/11/09
読売ジャイアンツは9日、球団所属選手の肩の故障がトレーナーの施術ミスが原因だった可能性があるという報道について、「全日本鍼灸学会」など9団体からの診断に関する問い合わせに書面で回答したことを明らかにした。
球団は今月7付の書面で、故障のきっかけとなった長胸神経の麻痺について、「複数の医師が、発症時期や当該選手の問診等から、トレーナーが行った鍼治療が原因となった可能性が考えられると答えた。ただし、鍼治療以外にも、強い力がかかる他の外的要因によって長胸神経の麻痺が生じた可能性もあるとの意見も出た」などと回答した。
さらに球団は「鍼治療が有効であることを十分に認識しており、現在も多くの選手やスタッフに対して鍼治療が行われている」と説明したうえで、「今後も引き続き鍼治療を活用していく方針に変わりはない」と回答したと発表した。
巨人では、今年9月に澤村拓一投手の故障が球団トレーナーの鍼治療での施術ミスの可能性があると伝えられた。