「大谷翔平の天井はこんなところじゃない」メジャー挑戦決定の大谷に栗山監督は親心のぞかせる
2017/11/10
北海道日本ハムファイターズは10日、大谷翔平投手のポスティングシステム(入札制度)でのメジャー移籍を正式に表明し、同システムを用いた米球界挑戦を容認した。
同日には日本ハムの竹田憲宗社長と栗山英樹監督が東京都内のホテルで記者会見を開き、大谷の挑戦に期待を寄せた。
竹田社長は「来シーズンからMLBに活躍の場を移したい、メジャーで世界一になるという夢の実現に挑戦したいポスティングシステムを利用すると承諾した。ファイターズだけではなく、日本の宝として、代表として夢の実現に一歩踏み出すために背中を押してあげるのが球団の方針です」と話した。
また、会談の際の大谷を「表情は輝いていた。世界に向けてはばたくぞという意気込みを感じられた」と伝えた。
「メジャーでも二刀流で活躍することで、日本のファンが夢や感動を覚える。大谷選手のようになりたいと思える活躍をメジャーでしてほしい」と本人に話したようだ。
そして、入団から大谷を見守り続けた栗山監督は「世界一の選手になることを信じている。でも、まだまだ僕が思っている大谷翔平の天井はこんなところじゃない。今までは何かあれば手を下せたが、今後はファンの人と一緒に見守っていきたい」と話した。
また、球界で前代未聞となった二刀流については「球団全員が彼の力をぶれることなく信じていた。一番大変だったのは本人だと思う。今までは勝手にイメージ膨らませてましたけど、それを超えた翔平の姿が見れるかもしれないので期待してます」と語った。
「これからはもっと厳しく文句言うぞ。メジャー挑戦はそんな簡単な道じゃない。成長するために必要な要素はまだある。離れたからって文句言われないと思うなよ。自分がしっかりしていないと方向性が出ない。楽しみもそうですけど、心配も大きい」と続け、親心をのぞかせた。