ソフトB・山田がヤクルトへ無償トレード「強いホークスでやれたことは誇り」
2017/11/11
福岡ソフトバンクホークスは11日、山田大樹投手の無償トレードが東京ヤクルトスワローズと合意に至ったと発表した。
2006年の育成ドラフト1位でつくば秀英高からプロ入りを果たした山田は、2009年オフには一度自由契約になるも、再契約を果たし2010年には支配下登録を勝ち取る。
2010年にはプロ初勝利を含む4勝をマークすると、2011年には7勝、2012年には8勝をマークするなど飛躍。特に、2011年はパ・リーグの育成出身選手では史上初となる勝利投手ともなっていた。
しかし、2013年から調子を落として出場回数を減らすと、その後はソフトバンクの選手層の厚さもあり、ここ2年は6試合の登板に終わっていた。今季はウエスタン・リーグでは22試合登板で10勝5敗、防御率2.35という成績を残して2年連続で最多勝のタイトルを獲得したが、1軍では2試合の登板に留まった。
そして、11日には移籍が発表された。現在、ヤクルトでは山中浩史投手が1軍の主力として活躍を続けており、先発左腕も不足しているため、新天地では1軍戦力としての活躍が期待される。
山田は球団を通して、以下のようにコメントを残した。
「ホークスでの11年間は、僕の人生を大きく変えてくれました。育成から支配下へと上がり、ヤフオクドームで投げた初登板とお立ち台の情景は今でも鮮明に覚えています。リーグ優勝、日本一を経験できた事も僕の人生の中で大きな出来事ですし、日本シリーズで勝利投手になれた事は本当に嬉しかったです。また新天地で、更なる躍進を目指して野球に励んでいきたいと思います。福岡で沢山のファンの皆様に応援して頂いたこと本当に感謝しています。この強いホークスでやれた事を誇りに、行ってきます!」