今季は中日でプレーしたバルデス、WLでも援護に恵まれず… 直近では6回自責0で敗戦投手に
2017/11/21
2015年から中日に所属し、今季は監督推薦で自身初となるオールスターゲームにも選出された中日ドラゴンズのラウル・バルデス投手(39)。
今季の4月は6試合に登板し、41.1回で防御率1.74と好成績を残すも1勝0敗と、好投を続けてもとにかく援護に恵まれなかったが、黙々と投球を続ける姿が人気を集め、ツイッターなどのSNSでは「#バルデスをオールスターに」というハッシュタグが流行するなど、今季の前半戦では大きく話題となった。
今季はシーズン全体で6勝9敗、防御率3.76という成績を残したが、課題の後半戦でやはり不調に陥る傾向を改善できず、11月末で40歳を迎えるということもあり、来季の契約は更新されないことが濃厚となっている。
現在はドミニカ共和国で行われているウィンターリーグに参加しているバルデスだが、海の向こうでも味方の援護に恵まれていないようだ。
MLB公式サイトのウィンターリーグ成績によると、バルデスは10月24日から5試合に登板して26.1回を投げ、防御率2.73と好成績をマークしているものの、0勝3敗と日本を離れても援護に恵まれていない。
今季のウィンターリーグ初登板となった10月24日の試合では、6回無失点と好投を見せたが、打線の援護に恵まれず初勝利はお預けに。そして、その後の試合では味方の拙守などに足を引っ張られて失点を重ねてしまい白星を手にすることはできず。
そして、11月19日(日本時間20日)の登板に至っては、6回を味方守備の乱れによる1失点(自責0)のみに抑えるも、チームは0-1で完封負けを喫し、バルデスは3敗目を喫していた。
2年連続でスピードアップ賞に選出されるなど、テンポの良さが光る左腕だが、やはりなぜか援護に恵まれないバルデス。来季の去就は不透明だが、老獪な投球術で試合を作る能力はあるだけに、来季の新天地でも好投を見せられるよう、この冬からしっかりとコンディションを整えておきたいことろだ。