大谷、初面談はジャイアンツに 球団首脳陣に加えMVP経験者の正捕手・ポージーも同席予定
2017/12/05
12月1日(日本時間2日)にポスティングシステムを正式に申請し、現在は球団と交渉の段階に入っている、日本ハム・大谷翔平。
3日(同4日)には入団の意思がない球団に面談をしないことを伝え、ヤンキースなどの主に米国東海岸のチームが大谷争奪戦から脱落したことが多くの米メディアから報じられ、大谷側はマリナーズ・エンゼルス・レンジャーズ・パドレス・ドジャース・ジャイアンツ・カブスの7球団と直接面談をする選択を採った。
球団が絞られ、米国で様々な反応が見られる中、MLB公式サイトは4日(同5日)付で、ジャイアンツが大谷と最初の面談を行う予定だと報じた。今季のジャイアンツは地区最下位に沈んだが、オフには今季本塁打王のジャンカルロ・スタントン外野手のトレード獲得を目指すなど、積極的に補強策を打ち出している。
面談には在任中に名GMとの呼び声が高かったブライアン・サビーン野球編成部門副社長、ボビー・エバンス現GM、ブルース・ボウチー監督、そしてMVP経験者でメジャーを代表する正捕手、バスター・ポージーが同席し、熱意を伝える予定のようだ。
ボウチー監督は面談を前に「今年は故障の影響で休養も多かっただろうし、来年は少し楽にプレーすることができるだろう。是非スケジュールを見てほしいのだが、彼はジャイアンツに来れば適度な休養を取りながらプレー出来ると考えているよ」と話した。
ナ・リーグは指名打者制がないため、野手出場の際は外野手としての出場が濃厚となるが、ジャイアンツは大谷に適度な休養を与えながら二刀流を認める方針のようだ。また、投手として登板する際には、米国を代表する捕手・ポージーの存在も大きいものとなるだろう。
ジャイアンツは新労使協定によって制限されている契約金の上限が30万ドル(約3370万円)とメジャー30球団の中でも最低クラスとなっているが、大谷が最も重要視している条件面で誠意を見せようとしている。