福岡ソフトバンクホークス、2015補強診断。投打に隙のない布陣、チーム力のバランスの良さは、12球団ナンバーワン
ベースボールチャンネルでは、2015年プロ野球開幕に向けて、各球団の補強動向を診断していく。日本一という目標に向かって、効果的な補強を行うことができた球団は?いよいよパリーグだ。第6回は工藤公康新監督率いる福岡ソフトバンクホークスだ。
2015/03/20
補強面と総合力それぞれの診断結果
補強評価 B-
松坂、バンデンハークらは確実な戦力に
松坂ばかりに注目が集まるが、スコアラー陣の評価が高いのがバンデンハーク。左内転筋痛でオープン戦は出遅れたものの、1メートル98センチの長身からの150㎞を超す剛球は威力十分。開幕に間に合うかは微妙だが、確実に戦力となる。8年ぶりに日本復帰の松坂は、日本仕様のフォームへの調整に時間がかかっている印象。インフルエンザの出遅れもあり、本領発揮は得意の夏場となる6月以降か。2人とも大きな故障なく乗り切れば二桁勝利は期待できる。野手は長谷川、本多の復帰で、不在の間に伸びた中村晃、明石健志らとの競争が苛烈に。
総合評価 A
唯一の不安は、中継ぎ陣の勤続疲労
投打に隙のない布陣の、唯一の不安は昨季フル回転した中継ぎ陣か。近年は勤続疲労から複数シーズンにまたがり安定する中継ぎ投手が減ってきている。サファテ、五十嵐亮太、森唯斗の勝ち試合の中継ぎがフレッシュなままなら、逆に死角は見当たらない。欲を言えば正捕手も固定したいところだが、鶴岡慎也と細川亨の経験豊富なコンビの併用は、逆にリード面の変化を生んでいる。外国人は李大浩だけで、確実性も備えた和製スラッガーが並ぶ打線は驚異。チーム力のバランスの良さでは、12球団ナンバーワンと言ってもいい。
開幕オーダー(ベストオーダーも同じ)
右 中村
二 本多
中 柳田
指 内川
一 李大浩
左 長谷川
三 松田
捕 鶴岡
遊 今宮
開幕ローテーション
1 摂津
2 スタンリッジ
3 中田
4 大隣
5 武田
6 東浜
抑 サファテ
ベストローテーション
1 摂津
2 スタンリッジ
3 バンデンハーク
4 大隣
5 松坂
6 中田
抑 サファテ
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