中日へFA移籍の大野、人的補償はどうなる?プロテクト名簿28人を予想
2017/12/11
■日本ハムの扇の要が中日へ移籍
北海道日本ハムファイターズからFA宣言をしていた大野奨太捕手は、中日ドラゴンズと選手契約を結ぶことで合意した。
今季の大野は83試合に出場して打率.221(183-34)、3本塁打、13打点という成績を残していた。肩の強さには定評があり、ほぼ毎年3割以上の盗塁阻止率を記録していたが、今季は故障の影響もあり.098と振るわずパ・リーグ最下位に終わっていた。しかし、実績は十分なだけに、新天地で復活を果たす可能性も十分にあるだろう。
また、強肩だけでなくキャッチング技術やリード、2015年からキャプテンを務めるなど人物面でも高い評価を得ており、主に守備面でチームの力となってくれることだろう。
FA制度では旧所属チームの日本人選手年俸上位からA~Cにランク分けされ、大野はBクラスに該当すると見られている。そのため、日本ハムは中日に「金銭補償のみ、もしくは人的補償の選手1名+金銭補償」のいずれかの補償を求めることができる。
今回は、編集部で中日が日本ハムへ提出するプロテクトリストを予想した。表中、ピンクで網掛けされている選手がプロテクト枠に入る選手となる。
■投手
大谷翔平のメジャー流出、守護神・増井浩俊のFA移籍で投手層が薄くなった日本ハム。人的補償でも投手を獲得する可能性は高いとみられるため、厚めにプロテクトする方向に至った。
主力の大野雄・田島・小笠原・又吉などは優先的にプロテクトし、来季以降の活躍が期待できそうな笠原・小川・鈴木翔、復活が期される岡田・若松などもリストに選出した。
また、岩瀬・浅尾・吉見は貢献度が非常に高い功労者ということもあり、プロテクトに選出した。一方、シーズン途中にトレードで加入した谷元については、日本ハムが放出した経緯などを踏まえプロテクト外とした。