2死でボールをスタンドに、打球が審判直撃…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】
野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。(2017年12月29日配信分、再掲載)
2020/04/01
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Q3:打球が塁審に直撃したら…
Q3:一塁線を抜いた痛烈な打球が、野手の後方にいた一塁塁審に直撃。跳ね返った打球をセカンドが捕り、打者走者よりも早く一塁へボールを送った。このときの判定は?
一塁線上を抜ける完全な二塁打コースの打球が、ファーストの後ろにいた一塁塁審に直撃。打球の方向が変わり、セカンドの前へ。打球をさばいたセカンドは、打者走者よりも早く一塁へ送球した。攻撃側にとっては不運な打球となったが、この場合「アウト」となるのか。
A:塁審に当たった瞬間、ボールデッドとなり2つの安全進塁権が与えられる。
B:審判は「石コロ」。ボールに当たっても、インプレーで試合が続く。つまり、打者はアウト。
C:審判に当たったので、ノーカウント。
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