攻守のつなぎ役へ 2番本多雄一の復活が、ホークス連覇へ導くカギに
連覇を狙うホークス。オープン戦で好調さが目立つのは本多雄一だ。実績十分な選手が2番というつなぎ役に入れば、まさに切れ目のない打線になる。
2015/03/21
連覇の中心にいたい
盗塁はここまで1個とやや物足りない気もするが、グアム自主トレから走法を見直し、再び“走れる本多雄一”を作り上げてきた。2010年、11年に最多盗塁を手にしている。ここ3年は故障も絡みタイトルから遠ざかっていた分、期待せずにはいられない。
プロ10年目を迎え、節目の年となる今シーズン。後輩も増えて、中堅からベテランの域に入ろうとしている。今宮健太、柳田悠岐、中村晃など若手の台頭も著しい。守備練習中に後輩たちに声をかけ、気合いを入れたり意思疎通を図ったりする場面をよく目にする。よりチームの核となる年代になってきたのだが、「何かが変わるわけじゃない」と本人はさらりと言う。しかし、「引っ張っていくことに変わりはないけど、チームを動かせる選手ではありたい」と口にする。若手選手にはこの背中をしっかりと見ていてもらいたいものだ。
開幕を目前に控え、数字の目標はあえて掲げない。目指すは連覇。4年ぶりのフルイニング出場を果たし、しっかりと自分の役割をやってのければ、今年こそは本当の笑顔で祝勝会を迎えられる。遠慮がちなビールかけではなく、最高の美酒を味わえる。
まさに走・攻・守揃った男、本多雄一の復活がホークス連覇を手繰り寄せるに違いない。
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