サヨナラ弾後に負傷…、「逆走」で塁踏まず…判定はどうなる?【意外と知らない野球ルール3問クイズ】
野球には、様々な状況を想定した「公認野球規則」がある。このルールブックによって、想定外と思われるような珍場面でも公正な判定を下すことができる。今回は「名珍場面から振り返る野球のルール」(カンゼン、2014年刊行)より、難解な野球規則を過去の事例からクイズ形式で出題する。(2018年1月3日配信分、再掲載)
2020/04/06
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Q2:「逆走」でベースを踏み忘れたら…
Q2:レフト線への飛球に対して、一塁走者は二塁を回り、三塁を狙おうとしていた。ところが、レフトが好捕。慌てて戻ろうとした走者は二塁を踏まずに、一塁へ。「逆走」の際は、各塁を踏まなくてもいい?
1アウト一塁で、レフト線ギリギリへの飛球。一塁走者は二塁を回った時点で飛球を見ていたところ、レフトがファウルゾーンで好捕した。一塁走者は慌てて一塁へ戻ろうとしたが、この際、二塁ベースを踏み忘れてしまった。ルール上、どのような判定になるのか。
A:塁を踏まなければいけない。審判員によってベースの踏み忘れを宣告され、アウトになる。
B:各塁を踏まなければならない。しかし、これは守備側のアピールプレイ。監督や選手からアピールがなければ、アウトにならない。
C:各塁を踏まなくても問題ない。
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