2018年、12球団コーチングスタッフの顔ぶれは? ヤクルト、ロッテが新監督就任
プロ野球2018年シーズンに向け、12球団のコーチングスタッフが確定した。
2018/01/01
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配置転換や新任が目立つ6球団
コーチ陣の配置転換が目立つのは、阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズ、読売ジャイアンツ、福岡ソフトバンクホークス、東北楽天ゴールデンイーグルスの6球団。
阪神は金本知憲監督が3年目の指揮を執る。リーグ2位の昨年はCSファーストステージで敗退したが、チームの底上げに成功した。その金本監督のもと、片岡篤史氏が打撃兼務のヘッドコーチに昇格。高代延博氏が作戦兼総合コーチに配置転換された。
リーグ3位から日本シリーズ進出を果たした横浜DeNAベイスターズは、アレックス・ラミレス監督が続投。1軍のコーチ陣のほぼ変化はないが、2軍のコーチ陣が大幅に入れ替わった。
巨人・高橋由伸監督は3年契約の最終年を迎える。昨年は11年ぶりのBクラスに沈み、2007年に始まったクライマックスシリーズ進出を始めて逃した。主力野手の高齢化が進んでおり、若手育成に本腰を入れている。
吉村禎章氏が打撃総合コーチとして2011年以来の復帰。打撃部門のコーチを3人体制とし、強化を図る。さらに吉村コーチは、2軍監督時代には坂本勇人内野手を育て上げた実績を持ち、若手育成の手腕への期待も大きい。
ファームは配置転換で川相昌弘氏が2軍監督、江藤智氏が3軍監督に。昨年、現役を退いた片岡治大氏は2軍内野守備走塁コーチ、松本哲也氏は3軍外野総合コーチとして指導者人生をスタートした。
日本一連覇を目指すソフトバンクは、昨年チームを支えた1軍3コーチが退団。工藤公康監督の采配力が問われる1年になりそうだ。3コーチの後任は、水上善雄内野守備走塁コーチ(前2軍監督)、若田部健一投手コーチ(前2軍投手コーチ)、吉鶴憲治バッテリーコーチ(前3軍バッテリーコーチ)が配置転換で就任した。
楽天は、ソフトバンクから佐藤義則投手コーチ、日本シリーズに出場したDeNAから高須洋介打撃コーチ、ロッテから清水雅治外野守備走塁コーチが加入。3年目を迎える梨田昌孝監督を支える。1軍戦略・内野コーチには、球団OBの塩川達也氏が就任した。
日本ハムは栗山英樹監督が7年目の指揮を執る。2軍コーチングスタッフが大きく変わり、監督には荒木大輔氏が就く。17年シーズンで現役を引退した飯山裕志氏がファーム内野守備コーチした。