2017年、外国人選手の活躍ぶりは? 最高級のSB、不発だらけのロッテ<パ・リーグ編>
優勝を狙うにあたり今や欠かせない存在となっている外国人選手。NPBでは4人までの外国人選手が1軍登録できるようになっており、チーム編成上でも非常に重要となっている。近年はメジャーリーグ経験者の助っ人も目立ち始めており、やはり”優良助っ人”の多いチームがシーズンでも上位に食い込むことが多い。今回は、2017年シーズンのパ・リーグの外国人選手たちを振り返る。
2017/12/30
ロッテは最下位低迷の要因に…
【ロッテ】
・投手
チェン・グァンユウ:27試合(8先発) 63回 3勝4敗4ホールド 59奪三振 防御率3.29
ジェイソン・スタンリッジ:14試合(8先発) 77回 4勝6敗 52奪三振 防御率4.32
・野手
ダニー・ダフィー:54試合 打率.201 6本塁打 18打点
ジミー・パラデス:89試合 打率.219 10本塁打 26打点
ロエル・サントス:66試合 打率.250 3本塁打 8打点
ウィリー・モー・ペーニャ:70試合 打率.242 15本塁打 38打点
今季は外国人選手が軒並み期待に応えられなかったロッテ。ダフィー、パラデスの2人は開幕から調子が上がらず、キューバから加入したサントスもチーム浮上の起爆剤となることはできなかった。一方、シーズン途中に加入したペーニャはチーム最多本塁打を記録するなど奮闘した。
投手ではチェンが先発・中継ぎの両方をこなしてチームを支えた。また、今季は4勝に留まったスタンリッジはFA権を取得したことで来季から日本人扱いとなる。しかし、両者共にイマイチ助っ人としては物足りない成績となってしまった。
今季は87敗で最下位に終わったロッテだが、外国人選手がいずれも不発に終わったことが低迷の一因となったのは間違いないだろう。